お母さまが他界して以来、数年間空き家になっているご実家の片付けのご相談をいただきました。ご依頼者様は遠方にお住まいで、帰省される2日間の間にお見積から作業まで終わらせてほしいとのこと。
ご帰省日にあわせてお見積にお伺いし、整理や不用品の内容、量、作業に必要な人数等を確認のうえ、お見積りを提示させていただきました。
高齢者はモノを大切にされる、言い方を変えれば使わないモノまで溜め込んでしまう方が多い傾向にあり、このお住まいも生活されていたままの状態で、家中に多量の日用品や衣類などがぎっしりと溜め込まれていて、仕分け・分別にかかる時間を鑑みれば、通常3日の工期はいただく必要がある内容でした。
幸い作業車両の駐停車スペースに余裕があり、一度に4-5台の中型車両を搬出口近くに寄せられましたので、人員さえ確保すれば、お客様のご要望どおりの工期で完了できる見込みがつきましたので、お見積りをご提示し、お客様にもご納得いただいて、さっそく作業の段取りに取り掛かりました。
まず初日は8名のスタッフを配置して、タンスや押入れ、物置などに詰め込まれた細々とした日用品や食器、衣類などを仕分け・分別し搬出していきました。
このような場合は、家の入口から奥に向かって作業を進めます。分別・仕分けしたものを搬出するにあたって、出入り口側に常に導線を確保しておかないといけないためです。
初日は約6時間かけて大半の分別・搬出を終えました。
最終日は、5名のスタッフで介護ベッド、ダイニングテーブル、ソファー、洋服箪笥や和箪笥、冷蔵庫や洗濯機など、大型のものの搬出や、エアコンや給湯器などの撤去、物置の解体などにあたりました。
仕上げに掃除機かけ・拭き掃除を行い、何とかお客様のご希望の時間までに作業を終えることができました。