マットレスの寿命は、人気のポケットコイルで8〜10年程度、低反発ウレタンで3〜5年と、マットレスの種類によって寿命が異なります。
寿命を迎えたマットレスは、寝心地が大きく変わってくるので、十分な睡眠時間をとっても疲れが取れなくなる原因になります。
そのため寿命を迎えたマットレスは処分する必要がありますが、マットレスの正しい処分方法をご存知でしょうか?
そこで今回は、マットレスの5つの処分方法とそれぞれの処分方法でかかる費用相場、マットレスを処分するときに気をつけたい3つの注意点を詳しく解説していきます。
マットレスの5つの処分方法と費用相場
マットレスはシングルサイズでも大きくて重たいので、「どうやって処分すれば良いんだろう…」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
そこでここからは、マットレスを処分する5つの方法と、それぞれにかかる費用相場を詳しく解説していきます。
自治体の粗大ゴミ・大型ごみとして処分する
ほとんどの自治体で、マットレスを粗大ごみや大型ごみとして処分することが可能です。粗大ごみとしてマットレスを処分する際の費用相場は、おおよそ1000〜2000円程度。事前にインターネット上で予約、もしくは予約センターなどで電話予約することで利用することができます。事前にコンビニや郵便局でマットレスの処分費用に応じた「ごみ処理券」を購入する必要があります。安く手軽に古いマットレスを処分することができますが、粗大ごみで処分する場合は、自治体から指定された日時に自分で集積所までマットレスを運び出す必要があります。
シングルサイズのマットレスは、おおよそ10〜30kgの重さがあるので、女性や高齢者の方の場合、集積所まで運び出すのが難しくなります。
しかし自治体によっては、障がい者の方や高齢者の方に限り、古いマットレスを自宅まで回収に来てくれる場合があるので、予約時に相談してみましょう。
自治体の一般ごみ・可燃ごみとして処分する
自治体によって一般ごみや可燃ごみの収集頻度が異なりますが、おおよそ週に2回程度回収日があることが一般的です。この一般ごみや可燃ごみの収集日に、無料で回収可能なサイズまでマットレスを切断することで、手間や労力がかかりますが、最も安く古いマットレスを処分することが可能です。マットレスには「コイル系」と「ノンコイル系」の2つの種類に分けることができますが、一般ゴミとして処分できるのは「ノンコイル系」のマットレスです。ノンコイル系のマットレスは、主にスポンジと布だけでできているため、透明の45Lごみ袋に入るサイズにマットレスを切ることで、自治体の一般ごみ・可燃ごみとして処分できます。多くの自治体で、一般ごみや可燃ごみは「1辺が30cm程度まで」と定められているので、45Lに入れられるだけ切断したマットレスを入れるのではなく、1辺が30cm程度に収まるようにゴミ袋に入れるようにしましょう。
ノンコイル系のマットレスは、裁ちバサミやカッターナイフで切ることができるので、ホームセンターや100円ショップで販売されている道具で切断が可能です。
床を傷つけないように、作業する部屋の床や壁に段ボールなどを敷いておくと安心です。
新しいマットレス購入時に引き取ってもらう
家具の販売店で新しいマットレスを購入した際に、古いマットレスを有料で引き取ってもらうことが可能です。マットレスのサイズによって費用相場が異なる場合がありますが、おおよそ3000円程度ですが、1点家具を購入すれば1点無料で引き取ってくれる店舗もあります。
新しい家具の搬入時に古いマットレスを引き取ってもらえるので、スムーズに古いマットレスを処分することができます。
しかし古いマットレスだけを処分したい場合は、マットレスだけを家具の販売店に引き取ってもらうことができません。
また、店舗によっては新しいマットレレスを購入しても、古いマットレスの引き取りサービスを行っていない場合があるので、新しいマットレスを購入する前に店舗に確認しておく必要があります。
古いマットレスを売る・譲る
購入してから使用頻度が低いマットレスの場合は、状態が良いことが多いので、フリマアプリやインターネットオークションなどで販売することができます。
宅配サービスによっては、マットレスなど重量物の配送を受けつけており、送料がかかりますが、配送先への設置まで行ってくれます。
地元に特化した売買掲示板サイトなどでは、自宅周辺まで古いマットレスを引き取りに来てくれる人に限定して譲り先を探すことができます。
この場合、マットレスを手入れする作業が必要ですが、送料がかからず、引き取りに来てくれるのでとても手軽です。
しかしフリマアプリやインターネットオークション、地元特化型売買掲示板の場合、個人間取引となるので、傷があった、汚れていたなどクレームからトラブルに発展する場合があるのでリスクを伴います。
不用品回収業者に引き取ってもらう
ここまで古いマットレスを、自治体や店舗の引き取りサービス、フリマアプリなどを利用して処分する方法をご紹介してきましたが、最もおすすめするマットレスの処分方法は不用品回収業者を利用して処分することです。
不用品回収業者であれば、一般的なマットレスで重量約10〜30kgの重たくて大きなマットレスを、不用品回収業者のスタッフが運び出しを行います。また、他に不要になった不用品も一緒に処分することができ、処分するものの中にブランド品や骨董品などがあれば、不用品回収業者の買取サービスを利用することも可能です。弊社エコトラでは、マットレスの回収を数多くお受けしてきており、大きすぎて搬出できないマットレスの場合は、吊り下げ作業で対応させていただくことが可能です。
また、運び出しの際にご自宅を傷つけないように、床や壁をしっかり養成して作業を行う他に、万が一の際は保険が適応されるのでご安心ください。
その他、古いマットレスと一緒に処分したいご不用品の中で、買取できる品の場合は、日本国内だけではなく、海外への輸出も視野に入れて査定させていただきますので、他社で買取を断られた品もぜひ一度ご相談ください。
マットレスを処分するときの注意点
古いマットレスを処分するとき、注意したいことが3つあります。
マットレスが大きくて重たいだけではなく、マットレスの種類によっては解体作業時に危険を伴う場合があります。
また違法な業者を利用してしまうと、高額請求や不法投棄などのトラブルに遭遇してしまうリスクが高まるので注意が必要です。
ここからは、これらの注意点について詳しく解説していきます。
無理に切断しない
先ほどマットレスには「コイル系」と「ノンコイル系」の2種類があるとご紹介しましたが、コイル系マットレスには金属製のバネが含まれており、このバネが解体作業中に大変危険を伴います。圧がかかったバネは、解体作業中に飛び出す危険性があり、怪我をしてしまったり、壁や床を傷つける原因になるので、コイル系マットレスは無理に解体しないようにしましょう。またノンコイル系マットレスは、主に布とクッションでできているので、コイル系マットレスと比べると簡単に解体することができます。
しかし解体作業中に解体道具が床や壁を傷つける可能性があるので、段ボールなど厚みがありしっかりとしたもので、床や壁を養成してからマットレスの解体作業を行うようにしましょう。
そもそも解体作業自体が難しい場合は、無理に解体せずに、自治体の粗大ごみ回収や家具の引き取りサービス、不用品回収業者などを利用してマットレスを処分するようにしましょう。
自分で運び出す時は怪我や転倒・転落に注意
自治体の粗大ごみや大型ごみ回収を利用する場合は、自分で集積所まで大きくて重たいマットレスを運び出す必要があります。日常的に重たい荷物を持つ習慣がない人は、体重の掛け方がわからないので、足腰を痛めたり、そもそも持ち上げられない場合があります。また、戸建ての2階からマットレスを運び出す場合や、マンションの階段を利用してマットレスを運び出す場合は、大変危険を伴います。
万が一階段を踏み外して転落したり、バランスを崩して転倒すれば大きな怪我につながるリスクがあるので、1人で運び出すのではなく最低でも成人男性2人の力で運び出すようにしましょう。
集積所までマットレスを運び出すのが難しい場合は、無理に運び出さずに不用品回収業者を利用して自宅まで回収に来てもらい、プロに運び出してもらうようにしましょう。
無料の不用品回収業者を利用しない
最後に不用品回収業者を利用して、古いマットレスを処分したい方全てにご注意いただきたいのが、街をトラックで走りながら無料で不用品を回収をすることを謳っている業者の利用です。このような業者は、自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」を受けておらず、無許可で不用品を回収している違法業者です。
近年このような違法業者による不法投棄や、無料と謳いながらも何かと理由をつけて高額な回収費用を請求するトラブルが急増しており、社会問題化しています。
そのため、不用品回収業者を利用する場合は、会社登記されている複数の業者に見積もりを取って、費用や対応の良さなどから安心して利用できる不用品回収業者を選んで利用して古いマットレスを処分するようにしましょう。
まとめ
古いマットレスは、以下の5つの方法で処分することができます。
- 自治体の粗大ごみ・大型ごみ回収を利用する
- 一般ごみ・可燃ごみとして処分する
- 新しい家具を購入した時に引き取ってもらう
- フリマアプリなどで売る・譲る
- 不用品回収業者を利用する
不用品回収業者であれば、自宅まで大きくて重たいマットレスを引き取りに来てくれて、運び出しを行うので全て任せることができます。
また、他の不用品も一緒に処分することができ、買取可能の不用品は査定に出すことができるのでお得にマットレスを処分することができます。
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