業務用冷蔵庫は、一般家庭で使われている冷蔵庫とは少し構造が異なります。そのため、店じまいなどで処分するときは、家庭用冷蔵庫とは異なる方法で処分しなければなりません。
業務用冷蔵庫は産業廃棄物
レストランなどの厨房に設置されている業務用冷蔵庫。業務用冷蔵庫にはさまざまな製品がありますが、家庭用と大きく異なるのはストック量とパワーでしょう。
上部が作業台になっている冷蔵庫や、4枚扉のタテ型大型冷蔵庫、寿司ネタを入れておくネタケースなどが、業務用冷蔵庫の代表格です。
よく知られているメーカーは「ホシザキ」や「フクシマガリレイ」です。このように、メーカーも家庭用冷蔵庫とは少し違います。
家庭用冷蔵庫は、法律でリサイクルすることが定められている「特定家庭用機器」です。そのため、処分の際は、おもに製品を販売した店に依頼してメーカーまで戻すことになっています。
業務用冷蔵庫は「産業廃棄物」に該当します。業務用冷蔵庫は、家庭用冷蔵庫と同じ方法では処分できません。産業廃棄物として、ふさわしい方法で処分する必要があります。
業務用冷蔵庫の処分方法
業務用冷蔵庫を処分するにあたり、まず考えるべきは「売却」です。業務用の厨房器具の中古需要はひじょうに多く、専門の買取業者も存在するほどです。こわれていないかぎり売却できる可能性があるので、まずは売却できないか考えてみてください。
売却して処分
業務用冷蔵庫はひじょうに人気があるので、正常に動作する製品なら売却できます。業務用冷蔵庫を買い取っている業者はインターネットで検索すればすぐに見つかります。ホシザキやフクシマガリレイ、パナソニックなどの製品は、状態さえよければ高値での売却も期待できます。
買い替えの場合
業務用冷蔵庫を買い替える場合は、販売店が古い冷蔵庫を回収してくれることが多いようです。ただ、対応は店により異なるので、購入前に確認しておきましょう。
新品の業務用冷蔵庫に買い替えるのであれば、状態次第ではありますが古い冷蔵庫を下取りしてくれます。
居抜き譲渡も選択肢
店じまいに伴い物件から退去する場合は、業務用冷蔵庫をそのままにして譲渡する「居抜き譲渡」も選択肢です。残していく業務用冷蔵庫の評価額がよければ、退去時にかかる費用を大幅に削減することができます。すぐに商売を始められる居抜き物件は人気があるので、物件オーナーにとってもありがたい話なのです。
単純に処分する場合
業務用冷蔵庫を単純に処分する場合は、その種類によって処分方法が少し異なるので注意が必要です。
フロンガスが使われている製品
冷媒にフロンガスが使われている業務用冷蔵庫は、「第一種フロン類充填回収業者」にフロンガスを回収してもらう必要があります。その後、産業廃棄物収集運搬許可を持つ業者に本体の回収を依頼してください。フロン類は温室効果ガスなので、国によりその取り扱い方法が厳格に定められています。第一種フロン類充填回収業者に回収を依頼する際は「回収依頼書」を作成。回収が終わったら「引取証明書」を発行してもらい、産廃業者への依頼時にはその引取証明書の写しを提出する必要があります。
フロンガスが使われていない製品(微燃性)
冷媒にフロンガスが使われていない製品は、微燃性と可燃性に分けられます。微燃性の製品には「R1234yf」という表示があり、こちらも第一種フロン類充填回収業者に冷媒を回収してもらってから産業廃棄物収集運搬許可を持つ業者に本体の回収を依頼します。手続きの流れもフロンガスが使われている製品と同様です。
フロンガスが使われていない製品(可燃性)
可燃性の冷媒が使われている業務用冷蔵庫には「R290」、または「R600a」という表示があります。こちらは産業廃棄物収集運搬許可を持つ業者に回収を依頼できます。
まとめ
業務用冷蔵庫はこわれていないかぎり売却できる可能性が高いので、まずは売却できないか検討してみてください。単純に処分するのは少々面倒な業務用冷蔵庫。処分にお困りの方はエコトラにご相談ください。
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