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公開: 2023年9月18日

更新: 2024年3月17日

不要になったロボット掃除機の処分方法・バッテリーの捨て方もあわせて紹介

リサイクル専門家 執筆記事
リサイクル専門家とは、研究者だけでなく廃棄物の適正処理、有価物の買取・販売など、リサイクル業界で実務に携わる従事者も含みます。
和彦 リサイクル専門家 北原 和彦

2006年より産業廃棄物処理業者で廃棄物の適正処理に従事。2018年よりエコトラ店長。不用品回収業者の視点で「物品の処分」や「片付けのコツ」などを発信。

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近年、家電のIT化が進み、ロボット掃除機もかなり家庭に浸透してきました。iRobot社の「ルンバ」は、ロボット掃除機のベーシックであり、長く愛用されている方も多い製品です。このルンバに代表されるロボット掃除機の寿命はおおむね7年程度といわれています。この時期が来たら買い替えか処分を検討することになりますが、ロボット掃除機を処分するときは、コードが付いた掃除機とは方法が異なるので注意しなければなりません。

この記事ではロボット掃除機を処分する方法を紹介しています。ダイソンのようなコードレス掃除機を処分する方法もあわせて紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

ロボット掃除機は本体とバッテリーを別々に処分

ルンバに代表されるロボット掃除機の多くは、本体内部にバッテリーがあり、充電量が少なくなってくると自動的にステーションに戻り充電するしくみになっています。使われているバッテリーの種類は製品により異なりますが、いずれにしてもロボット掃除機を処分する場合は本体とバッテリーを別々に処分しなければなりません。

ロボット掃除機本体の処分方法

ロボット掃除機の本体は、だいたい5~7年で寿命を迎えることが多いようです。一般的な家電製品の寿命は長くても10年程度といわれていますから、家電としては少々短い寿命といえるかもしれません。寿命が来た、または不要になったロボット掃除機は、以下の方法で処分できます。

自治体のサービスを利用する

ロボット掃除機は、自治体のごみ収集サービスでも処分することが可能ですが、必ず事前にお住まいの自治体の分別区分を確認してください。「粗大ごみ」や「不燃ごみ」に分類している自治体が多いようですが、最近は「小型家電」としてリサイクルを推奨している自治体も増えてきているようです。

先ほど触れたとおり、処分の際は内蔵されているバッテリーを取り外してください。バッテリーは通常、本体裏面にあるカバーを外し、接続されているコネクターを外して取り出します。

不用品回収業者を利用する

お住まいの地域でサービスを提供している不用品回収業者を利用してロボット掃除機を処分することができます。自治体のサービスを利用する場合よりも割高にはなりますが、家まで引き取りに来てくれて、その日時も利用者が指定できるのでたいへん便利です。最速で電話をしたその日に処分することも可能なので、急いでいる人には唯一の選択肢といっていいでしょう。エコトラを利用していただく場合は、バッテリーを取り外さずにそのまま渡していただいてかまいません。

家電量販店を利用する

一部の家電量販店が、ロボット掃除機を引き取るサービスを実施しています。依頼者が手数料を負担することになっており、製品はリサイクルされます。手数料額は店により異なるので、お近くに店舗があるようなら、まずはロボット掃除機を回収しているかどうか、問い合わせてみましょう。

ロボット掃除機のバッテリーの処分方法

自治体のサービスを利用してロボット掃除機を処分する場合、そのバッテリーは先ほども触れたとおり、本体裏面のフタを外して取り出します。取り出したバッテリーはホームセンターや家電量販店に備え付けの回収ボックスに投入して処分しましょう。多くの自治体はリチウムイオン電池などの充電式バッテリーを回収していません。

なお、ロボット掃除機のバッテリーの寿命は3年程度なので、バッテリーを交換する際もこの方法で処分することになります。

ロボット掃除機・そのほかの処分方法

まだ寿命が来ていない比較的新しいロボット掃除機であれば、売却して処分することも可能です。ロボット掃除機は人気があるので、まだ使える製品なら売却も積極的に検討しましょう。

リサイクルショップや中古家電買取店に査定を依頼する

比較的新しい有名メーカーの製品ならば、リサイクルショップや中古家電を専門に買い取っている店に査定を依頼してみましょう。売却できる可能性があります。ただ、キズや汚れが多い製品はあまりいい査定額が得られなかったり、そもそも買取不可と判断されたりすることが多いので、該当する場合は別の処分方法を検討しましょう。

個人売買で処分

普段からネットオークションやネットフリマに参加している人は、ロボット掃除機を出品してみてはいかがでしょうか?リサイクルショップや買取店が買い取らないような製品でも、インターネットなら売却できる可能性があります。こわれた製品だって、需要があれば売却できるのがネットの世界です。しかし、それなりに手間はあるので、すべての人におすすめできる処分方法ではありません。

コードレス掃除機はどうやって処分する?

ロボット掃除機同様、最近とても人気があるコードレス掃除機。「ダイソン」などのメーカーから数多くの製品が発表されています。コードレス掃除機は多くの自治体で「粗大ごみ」に分類されていますが、やはりお住まいの自治体の分別区分を必ず確認してください。処分の際は必ずバッテリーを取り外します。

ロボット掃除機同様、自治体のサービス、不用品回収業者、家電量販店を利用して処分することが可能です。もちろん、比較的新しい製品なら売却処分を考えてもいいでしょう。

コードレス掃除機のバッテリーの処分方法

コードレス掃除機のバッテリーも家電量販店等の回収ボックスを利用して処分します。とくに、ダイソン社のコードレス掃除機用の非純正バッテリーは発火の危険性が指摘されているため、経済産業省や環境省が注意喚起しています。必ず正しい方法で処分してください。

ロボット掃除機の処分に不用品回収業者を利用するメリット

ロボット掃除機の処分に不用品回収業者を利用するメリットをご紹介します。

ロボット掃除機以外の不用品もまとめて処分できる

ロボット掃除機やコードレス掃除機は、バッテリーを外せば自治体のサービスを利用して処分できます。しかし、ほかにも処分する不用品が複数ある場合は、不用品回収業者を利用してまとめて処分するほうが、手間が少なくおすすめです。

バッテリーもいっしょに処分できる

不用品回収業者を利用する場合は、基本的に本体とバッテリーを分ける必要はありません。収集した業者が細かく分別してリサイクルに回します。

収集日時を指定できる

不用品回収業者を利用する場合は収集日時を指定できます。自治体のサービスを利用する場合は収集日が決まっているので、処分に急いでいる人は不用品回収業者を利用しましょう。忙しい人は休日や仕事から帰った夜間などの時間帯を指定することも可能です。

まとめ

ルンバに代表されるロボット掃除機や、ダイソン社の製品に代表されるコードレス掃除機の処分方法を紹介しました。どちらも自治体のサービスを利用して処分する場合は、本体とバッテリーを分けて、バッテリーは家電量販店等に設置されている回収ボックスに投入して処分します。

不用品回収業者を利用すれば、本体とバッテリーを分けずに処分することが可能です。製品によってはバッテリーを外すことが難しい場合もあるので、機械いじりに自信がない人は不用品回収業者を利用するといいでしょう。エコトラでもロボット掃除機やコードレス掃除機、バッテリーを回収しています。お近くにお住まいの方はぜひご利用ください。

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