ほとんどの自治体は古タイヤをごみとして回収していません。一般廃棄物に該当するタイヤは廃棄物処理法で適正処理困難物に指定されているためです。いらなくなったタイヤは、基本的にタイヤ販売店が回収することになっています。
この記事では広島県におけるタイヤの処分方法を、費用の目安を含めて紹介しています。ぜひ参考にしてください。
いらなくなったタイヤはかんたんに捨てられない

書き出しでお話ししたように、家庭でいらなくなった一般廃棄物に該当するタイヤは、廃棄物処理法で「適正処理困難物」とされています。そのため、ほとんどの自治体はタイヤをごみとして収集していません。
その代わり、タイヤの販売業者が一般廃棄物のタイヤを回収しています。以前はタイヤの販売店が産業廃棄物に該当するタイヤも回収していましたが、平成23年4月1日以降は「産業廃棄物収集運搬業許可」を持っていないかぎり、販売業者が産業廃棄物に該当するタイヤを回収することはできなくなりました。現在、タイヤの販売業者は一般廃棄物に該当する「店頭引き取り品」「一般消費者からの店頭持ち込み品」「ロードサービスなど緊急時の引取品」「自治体経由の一般廃棄物」だけを回収しています。
不用品回収っていくらかかるの?
広島県でのいらなくなったタイヤの処分方法と費用目安8選

広島県でいらなくなったタイヤを処分する方法は8つあります。処分にかかる目安となる費用とあわせて紹介します。
タイヤ交換のとき(買い替え)
タイヤを交換するときに古いタイヤを処分する方法です。おそらく、タイヤの処分に困っている人が利用できる方法ではありませんが、このあとに紹介する内容を理解しやすいよう、最初に紹介します。通常、タイヤを交換する場合、カー用品店やタイヤの専門店、タイヤを販売しているガソリンスタンドなどでタイヤを買って交換してもらいます。この場合、タイヤの代金と工賃を支払えば、古いタイヤの処分に関しては無料でやってくれます。
くり返しになりますが、一般廃棄物に該当するタイヤは基本的にタイヤを販売する店が回収するため、交換ではなくても、これらの店にいらないタイヤを持ち込めば処分できるのです。
カー用品店
タイヤを交換する場合、多くの人はカー用品店に行くのではないでしょうか?
カー用品店では、カーナビやカーオーディオ、ホイールなどといっしょにタイヤが売られています。カー用品店は一般廃棄物に該当するタイヤを回収する主役と言ってもよい存在です。タイヤの処分に困っている人は、ここにタイヤを持ち込めば引き取ってくれます。ただし、タイヤ交換のときとは異なりお金がかかります。処分費用の目安は1本あたり300~500円程度です。
タイヤ専門店
タイヤメーカーが運営しているタイヤショップや、小規模事業者が運営しているタイヤ専門店もいらなくなったタイヤを引き取ってくれます。こちらを利用する場合も自分でいらなくなったタイヤを持ち込みます。交換時とは違い別途手数料を請求されることになり、その費用の目安は、やはり1本あたり300~500円程度です。
ガソリンスタンド
知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、タイヤやホイールを販売しているガソリンスタンドは少なからずあります。こうしたスタンドが家の近くにあるようなら、いらなくなったタイヤを持ち込んで処分することが可能です。処分にかかる費用もカー用品店やタイヤ専門店と大差はなく、1本あたり300~500円程度です。
ちなみに、セルフのスタンドで古タイヤを回収してくれることはまずありません。常に複数のスタッフが常駐する、フルサービスのタイヤ取り扱いスタンドを探しましょう。
ディーラー
整備工場を持つ自動車ディーラーもタイヤを回収しています。ただし、普段から利用しているなどつながりがないと、古タイヤを持ち込みにくいかもしれません。近くにこのようなディーラーがあるようなら、事前に持ち込みの可否を確認することをおすすめします。処分費用の目安は1本あたり500円~。ほかのショップと比較するとやや高めです。
自動車整備工場
最近は少なくなりましたが、町の自動車整備工場はタイヤ交換などの修理もしているので、タイヤを回収してくれる可能性があります。ディーラー同様、普段から付き合いがないと利用しにくいかもしれませんが、近くにこのような工場があるならば、持ち込みが可能かどうかたずねてみるといいでしょう。引き取ってくれる場合、その費用はタイヤ1本あたり300~500円程度です
不用品回収業者
お住まいの地域でサービスを提供している不用品回収業者にいらなくなったタイヤの回収を依頼することも可能です。ここまでに紹介してきたショップやディーラー、整備工場はタイヤを回収してくれるだけで引き取りに来てくれるわけではありません。
よく考えてみてください。タイヤはかなりの重量があります。ホイール付きだともっと重くなりますし、処分費用ももっと高くなります。タイヤを4本運ぶとなると当然、軽トラックなどの運搬手段が必要になるはず…ということは自家用車が必要です。
不用品回収業者は、指定の場所までタイヤを引き取りに来てくれる唯一の存在です。その分、費用は高くなりますが、タイヤの種類や本数にもより、8,000~40,000円程度で処分できます。
いらない家財をタイヤといっしょに処分可能
不用品回収業者はタイヤを専門に回収している業者ではありません。家庭の不用品ならなんでも回収できます。そのため、タイヤを処分するときにいらない家財をいっしょに処分することが可能です。
不用品回収業者の料金は荷台の積載量を基に決まる定額制のことが多いので、物量が多いほど費用対効果がよくなります。タイヤを処分するならいらない家財もいっしょに処分してしまいましょう。
タイヤの買取店に売却
すでに使用されたタイヤを買い取っている業者があります。タイヤの値段はピンキリ。スポーツタイヤなど、高額なタイヤも多くあるため、中古タイヤにも一定の需要があるのです。いらなくなったタイヤを売却できれば処分費用もかかりません。
もちろん、状態がよくなければ売却することはできません。「ひび割れている」「山がほとんどない」といったタイヤは廃棄処分するしかありません。また、元々安価なタイヤは、いくら状態がよくても売却することは難しいでしょう。買取可能なブランドが指定されているケースもあります。
タイヤやホイールを専門に買い取っている業者もありますが、一般の方には「オートバックス」や「イエローハット」などの大型カー用品店のほうが利用しやすいでしょう。
注意点
タイヤを売却する際は、「タイヤ+ホイール」、そして「4本セット」の状態が基本です。「タイヤだけ」「1本だけ」だと買い取ってくれないショップもあります。2本なら買い取ってくれるショップがあるようですが、やはり需要を考えると「タイヤ+ホイールの4本セット」がベストです。
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【おまけ】タイヤ交換のベストタイミングはいつ?

タイヤの処分とは直接の関係はありませんが、タイヤ交換についてお話ししたいと思います。タイヤ交換のベストなタイミングについてのお話です。
タイヤの交換時期は、一般に製造から5年、溝の残り50%が目安と言われています。
一般の乗用車用のタイヤは、大きく「夏用タイヤ」と「冬用タイヤ(スタッドレス)」に分けられますが、冬用タイヤのほうが性能は落ちやすいため、交換時期に関しては夏用タイヤよりもシビアに考えたほうがいいようです。
冬用タイヤは50%の摩耗でグリップが急速に低下
冬用タイヤは50%摩耗すると氷雪路面でのグリップが急速に低下します。冬用タイヤには夏用タイヤにはない切れ込みが入っていますが、50%摩耗するとこの切れ込みが浅くなり、水分を排出する効果が薄れてグリップが低下するそうです。冬用タイヤにも夏タイヤと同じく残り1.6mmでスリップサインが現れますが、冬用タイヤの交換は、その段階ではかなり遅いと言えるでしょう。
夏用タイヤは溝の残り4mmで制動距離がかなり長くなる
夏用タイヤは溝の残りが4mmになると、そこから制動距離がかなり長くなる傾向にあるようです。ハイドロプレーニング現象も起こりやすくなるようなので、やはり新品(バリ山)の50%の残り溝になった状態で交換するべきでしょう。
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広島県でタイヤを処分するなら、エコトラ広島

「エコトラ広島」は、広島県内全域で一般のご家庭を対象に幅広く片付け関連のサービスを提供している不用品回収業者です。タイヤの処分にお困りの方は、ぜひご連絡ください。
いらなくなったタイヤを引き取ってくれるショップは、ご紹介したように複数ありますが、どのショップも「引き取りに来てくれるわけではない」ことに注意が必要です。
「タイヤ+ホイール」の状態だと、1本の重量は少なくとも10kgを超えます。4本なら40kg以上です。これを自分で車に積み込み、ショップに持ち込むのはかなりの重労働ですが、「エコトラ広島」を利用していただければ、スタッフが指定の場所に出向いてタイヤを積み込みます。ガレージや物置にしまわれている不要になったカー用品、家具、家財なども同時に回収可能です。
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まとめ

広島県でタイヤを処分する方法を紹介しました。タイヤは廃棄物処理法で適正処理困難物に指定されているため、自治体のごみ収集を利用してかんたんに処分できるようなものではありません。基本的にはタイヤを販売しているショップを利用して処分することになりますが、自分で持ち込まなければならないことがネックです。
タイヤを運ぶ手段がない場合は、不用品回収業者にタイヤの収集を依頼できます。引き取りに来てくれる分、費用は高額になりますが、レンタカーを借りることを考えれば大差ありませんし、ほかの不用品を同時に処分することも可能です。タイヤの処分を予定されている方は、ぜひ「エコトラ広島」の利用を考えてみてください。
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