洗濯機は法律で再商品化（リサイクル）することが定められている電化製品です。佐賀県にお住まいで洗濯機が不要になった方は、法律に基づく方法を利用して洗濯機をメーカーまで戻さなければなりません。これは、自治体がごみとして洗濯機を収集しないことを意味します。
今回は佐賀で洗濯機（衣類乾燥機）を処分する方法を紹介します。処分を考えていた方はぜひ参考にしてください。
洗濯機のリサイクルを定めている法律とは？
洗濯機のリサイクルを定めている法律は「特定家庭用機器再商品化法」です。一般的には「家電リサイクル法」として知られており、洗濯機のほかにテレビやエアコン、冷蔵庫をリサイクルの対象に定めています。
この法律は、資源の有効利用を促進するために制定されました。洗濯機などの不要になった特定家庭用機器のなかには多くの金属資源が眠っていて、レアメタルと呼ばれるような希少価値のあるものまで含まれていると言われています。これらを無駄にすることは国家として大きな損失ですから、法律で守ることは当然のことですね。
この法律はメーカーや販売店だけではなく製品のユーザーにも役割を担うことを求めています。ユーザーはリサイクルのプロセスに必要な費用の一部を「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を支払うことで製品のリサイクルに貢献しています。
家庭用の一般的な洗濯機はすべてリサイクルの対象
一般的に「洗濯機」と呼ばれる家庭用の製品は、すべてリサイクルの対象と考えてかまいません。二槽式洗濯機や全自動洗濯機、洗濯乾燥機、衣類乾燥機などは法律に基づく方法で処分する必要があります。
こんな製品はリサイクルの対象ではありません
家庭で使われていても、洗濯機や衣類乾燥機に似た機能が備わる一部の製品は、リサイクルの対象ではありません。こうした製品は別の方法で処分する必要があります。
- 衣類乾燥機能付きハンガー掛け
- 電動のバケツ（排水機能なし）
- 衣類乾燥機能付き布団乾燥機
- 脱水機
などはリサイクルの対象には含まれていません。
不用品回収っていくらかかるの？
まだ利用可能な洗濯機はリユースも考えましょう
洗濯機はリサイクル可能ではありますが、まだ正常に動く、これからも利用可能なものはリユースすることも考えましょう。
製造からまだそれほど時間が経っていない機能的にも外観的にも問題のない洗濯機は、リサイクルショップや中古家電の専門店が買い取ってくれる可能性があります。
少々古めだけれども機能的に問題のない洗濯機なら、オークションやフリマアプリで売却できるかもしれませんし、ただならもらってくれるという人が現れるかもしれません。
売却できればちょっとしたお小遣いになるかもしれないので、リユースについても考えてみてください。
ジモティーがおすすめ
ショップに売れたり、アプリ経由で売却できたりすればよいのですが、前者は条件が厳しいですし、後者は配送のハードルが高く、売却することは現実的にはそうかんたんではありません。
そこでおすすめなのが「ジモティー」です。
地域限定掲示板のジモティーは、各自治体も利用を推奨しているほどのメディアです。近くに住んでいる人しか見ないメディアなので、売買やただで譲渡する相手も自然と近くに住んでいる人に限定されます。引き取りに来てもらったり自分で届けたりできれば、引き渡しにお金はあまりかかりません。
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佐賀で洗濯機を処分する方法
洗濯機などのリサイクル対象電化製品の処分方法は、どの自治体に住んでいたとしても基本的に同じです。佐賀では主に3つの方法を利用して洗濯機を処分することが可能です。
家電店などのショップ（購入店）を利用（販売店回収方式）
処分する洗濯機を購入したお店に引き取りを依頼して処分する方法です。これを「販売店回収方式」と呼びます。洗濯機を買い替えるときにも利用することが可能ですが、このケースでは新しい洗濯機を購入するお店に引き取りを依頼します。
この方法では「洗濯機を店で購入した」という事実が必要なので、洗濯機を個人売買などで手に入れた方は利用できないことが難点です。また、引っ越しなどで遠くに行ってしまうと、やはりこの方法を利用できません。
指定引取場所に持ち込む（料金郵便局振込方式）
指定引取場所は、メーカーなどが構成する団体が全国に設けているリサイクル対象電化製品の収集拠点です。ここにユーザーが自ら不要になった洗濯機を持ち込んで処分することができます。リサイクル料金を事前に郵便局で振り込むことから「料金郵便局振込方式」と呼ばれます。
リサイクル料金の金額は製品により異なりますが、主要メーカーの製品については統一されており、2,530円です。海外メーカー等の製品はこの金額よりも高く設定されていることが多いようです。詳しくは家電製品協会のホームページ、または郵便局にある冊子で確認できます。
リサイクル料金の振込は、郵便局で「家電リサイクル券」を手に入れてから行います。ホームページ、もしくは郵便局にある冊子で金額やコードを調べたら、家電リサイクル券にその他の必要事項といっしょに記入し、リサイクル料金を支払ってください。家電リサイクル券のシール部分を処分する洗濯機に貼り付けたら、指定引取場所に向かいましょう。
佐賀県にお住まいの方が利用しやすいのは以下の指定引取場所です。
| 指定引取場所 | 所在地 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 九州産交運輸（株）佐賀センター | 佐賀市鍋島町大字八戸3152 | 0952-40-0077 |
| 九州メタル産業（株）鳥栖営業所リサイクルセンター | 鳥栖市永吉町字土取573番地1 | 0942-87-1011 |
| 久留米運送（株）唐津店 | 唐津市久里字古賀鶴3003-1 | 0955-77-4121 |
| 西鉄運輸（株）伊万里出張所 | 伊万里市南波多町府招3093番1 | 0955-24-2115 |
指定引取場所は平日と一部の土曜日にオープンしています。詳しくは各指定引取場所に確認してください。
なお、指定引取場所を利用する場合、収集運搬料金を支払う必要はありません。
不用品回収業者に収集を依頼
不要になった洗濯機を不用品回収業者に収集してもらうことも可能です。販売店回収方式を利用できず、指定引取場所に持ち込むことも難しい多くの人が利用できる方法です。不用品回収業者を利用して洗濯機を処分するメリットについて紹介します。
かんたんに利用できる
不用品回収業者を利用するのはかんたんです。電話やホームページにある問い合わせフォームなどから連絡するだけです。最近はLINEで連絡できる業者も増えています。
洗濯機以外の不用品も処分できる
不用品回収業者は家電店とは違い、リサイクル対象の電化製品だけを収集しているわけではありません。家庭の不用品ならほぼすべて収集できるので、ユーザーは洗濯機といっしょにさまざまな不用品を処分することが可能です。
不用品を買い取ってもらえるかもしれない
洗濯機を含め、中古市場で需要のある不用品があれば買い取ってもらえる可能性があります。買い取ってもらえれば処分費用の節約になります。
処分を急いでいるときでも対応してもらえる
不用品回収業者は、連絡をした当日の収集など、処分を急いでいるときでも対応してくれます。夜間など、家電店が対応することが難しい時間帯でも、不用品回収業者なら問題なく対応してくれます。
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佐賀で洗濯機を処分するなら「エコトラ」
「エコトラ」は、佐賀県内の広範囲にネットワークを持つ不用品回収業者です。リサイクル対象の電化製品を含む家庭の不用品をまとめて収集することができます。洗濯機は家電店に収集してもらい、その他の不用品は自治体の分別収集で捨てるとなると、分別するだけでもたいへんです。「エコトラ」に依頼していただければ分別の必要はありません。
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まとめ
佐賀で洗濯機を処分する場合、基本となるのは「販売店回収方式」ですが、利用できない方は「料金郵便局振込方式」や「不用品回収業者」を利用することが可能です。最も経済的なのは料金郵便局振込方式ですが、洗濯機のほかにも処分したい不用品がある場合は不用品回収業者の利用がおすすめです。このように、状況に応じて処分方法を選ぶといいでしょう。
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