福岡市でベッドやマットレスのような大きく重い不用品を処分したいとき、どんな方法があるのでしょうか。今回は「時間はあるから安く済ませたい」「急ぎですぐに処分したい」など4つのシーン別に6つの方法を紹介していきます。福岡市でベッドやマットレスの処分にお困りの方の助けになれば幸いです。
時間も手間もかかっていいからとにかく「無料」で処分したい
友達・知り合いに譲る
まずは、身近にベッドやマットレスが必要な人がいないかあたってみましょう。相手がベッドやマットレスを運搬する手段を持っていれば、少なくともお金をかけず処分ができます。
フリマアプリやジモティで譲る

身近に貰ってくれそうな人がいなければ「ジモティ」などの掲示板サイトやフリマアプリなどでベッドやマットレスを必要としている人とのマッチングを試みましょう。
近隣の人とマッチングして引き取りに来てもらえるならお金はかかりませんが、見知らぬ人を家まで呼ぶのは抵抗がある人もいるかと思います。その場合は事前に解体などをして、待ち合わせ場所まで運搬しておくなどの対処が必要ですが、なかなか大変です。
直接取引ができない引き取り手が見つかった場合は、宅急便会社の家財宅配便サービスを利用して送り届けることになります。梱包や梱包資材の準備などは一切おまかせできるので楽ですが、輸送量は概ね20,000円前後と比較的高額なため、その送料を上乗せして販売するとなると、それなりの金額になってしまうため、なかなか引き取り手が見つからないというのが現実です。
福岡市の指定袋に入るサイズまで細かく解体して処分する

なかなか現実的な方法ではないですが、一応紹介しておきます。
福岡市では、指定ごみ袋に入る大きさのものは、燃えるごみ、燃えないごみとして、無料でごみステーションに出すことができます。つまり、大きなベッドやマットレスも、指定袋に入るサイズまで細かく解体すれば無料で処分できます。
しかし、その作業はかなりの労力と時間、工具などが必要です。ベッドフレームは分解するだけでなく、福岡市指定ごみ袋に入るサイズまで、のこぎりなどで細かく切断したり、金属部分、木の部分など素材ごとに分別する必要があります。スプリングマットレスは更に大変で、表面の布を剥ぎ、中の金属製スプリングを取り外さなければいけません。マットレスのフレームにかすがいで打ち付けられた大量のスプリングを取り外す作業は慣れないと数日間かかるかもしれません。怪我などのリスクもあるため、決しておすすめはできません。
不用品回収っていくらかかるの?
ある程度時間に余裕があり、できる限り「安く」処分したい
福岡市の粗大ごみ戸別収集を利用する

福岡市は粗大ごみを戸別収集しています。曜日は地域ごとに定められており、時間指定もできませんが、週2回と高頻度に収集があるので、比較的利用しやすいのではないでしょうか。
ただし、自力で解体などをして指定された場所まで運び出す必要があることには留意が必要です。
料金は以下のとおり、1点あたり500円か1,000円と非常に格安です。
品目 | 収集手数料 |
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ソファーベッド(スプリング有り) | 1000円 |
ソファーベッド(スプリング無し) | 500円 |
ベッド(枠のみ)(燃える素材) | 500円 |
ベッド(枠のみ)(燃えない素材あり) | 500円 |
ベッド【マットと一体型】(スポンジ、ウレタン)(燃える素材) | 500円 |
ベッド【マットと一体型】(スポンジ、ウレタン)(燃えない素材) | 500円 |
ベッド【マットと一体型】【磁気入り、畳】 | 500円 |
ベッド一体型(燃えない素材あり)(スプリングあり) | 1000円 |
2段ベッド・ハイベッド枠(燃える素材) | 1000円 |
2段ベッド・ハイベッド枠(燃えない素材) | 1000円 |
ベッドマット【スプリングあり】 | 1000円 |
ベッドマット(スポンジ、ウレタン、布) | 500円 |
ベッドマット【畳】 | 500円 |
ベッドマット(スプリング除く)(燃えない素材) | 500円 |
ベッドマット(磁気入り) | 500円 |
福岡市の粗大ごみ収集は事前申込が必須です。申込手順は以下のとおりです。
電話・FAXで申し込む場合
以下の電話かFAXで、料金、持ち出す場所、収集日を申し込みます。収集は申し込みから1週間程度後になります。
- 受付センター
- 電話:092-731-1153
FAX:092-731-1195
受付時間は、月曜日~土曜日の9時から17時まで(ただし12月29日から1月3日は除く)。
コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入し、粗大ごみに貼り付けます。その際、シールに受付番号(または名前)を書いて貼ります。粗大ごみ処理券は払い戻しができないので、必ず申し込み後に購入してください。
収集日の朝8時30分までに指定された場所へ運び出します。収集は昼間に行われます。立ち会う必要はありません。
処理券が貼られていないものや受付番号(または名前)が書かれていないものは、収集されないので、ご注意ください。また、申込を取り消す場合は、必ず収集日の2日前までに粗大ごみ受付センターへ連絡してください。
インターネットで申し込む場合
粗大ごみインターネット受付トップページの注意事項を確認後、下部の申し込みボタンから申込内容の入力画面へ進み、住所、品物、収集希望日、名前、連絡先等を入力します。内容確認後、申込ボタンを押すと、仮受付メールが届きます。この時点では、受付は完了していないので注意してください。
申込内容について、粗大ごみ受付センターから電話等で内容の確認がある場合があります。
仮受付から2日以内(12月29日から1月3日を除く)に本受付メールが届きます。この時点で正式に受付が完了します。届かない場合は、粗大ごみ受付センターへ連絡してください。
以降の流れは電話・FAX申込みと同じです。受付メールに記載された内容をよく読んで排出して下さい。
福岡市のごみ処理施設への自己搬入する

福岡市のごみ処理施設は数か所ありますが、ベッドやマットレスの種類によって持ち込み先が変わりますので、事前に解体して適切に分別しておく必要があります。
また、持ち込む施設ごとに事前に申し込みが必要です。
福岡市のごみ処理施設への持ち込み手順は以下のとおりです。
以下の電話にて、申し込みをしてください。事前受付はごみを出す人(排出者)が行って下さい。
受付時間は月曜日から土曜日の朝8時30分から16時までです。(臨海工場は9時30分から15時30分までとなっています)。
- 自己搬入ごみ
事前受付センター - 電話:092-433-8234
車両にベッドやマットレスを積み込んで、施設に持ち込みます。入場し、計量棟で受付を行います。計量器に車を乗せ、搬入者1人が降り、受付職員に予約番号を伝えてください。職員の指示に従って順路に沿って進んで投入してください。原則、職員の手伝いはありません。
ごみ処理手数料として、10kgまでごとに140円がかかります。ごみ処理手数料は現金での納付となります。事前に余裕を持って準備しておきましょう。
可燃系素材の持ち込み先
施設名称 | 臨海工場 |
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所在地 | 福岡県福岡市東区箱崎ふ頭4丁目13-42 |
電話番号 | 092-642-4577 |
施設名称 | クリーン・エネ・パーク南部 |
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所在地 | 福岡県春日市下白水104-5 |
電話番号 | 092-433-8234 |
施設名称 | 西部工場 |
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所在地 | 福岡市西区大字拾六町1191 |
電話番号 | 092-891-3433 |
不燃系素材の持ち込み先
施設名称 | 東部資源化センター |
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所在地 | 福岡県福岡市西区蒲田5丁目11-1 |
電話番号 | 092-691-0831 |
施設名称 | 西部資源化センター |
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所在地 | 福岡県福岡市西区大字拾六町1191 |
電話番号 | 092-884-0518 |
ベッドに使用されているケースは少ないですが、ガラスや鏡などは本体から取り外し分別して別途以下の埋立場に持ち込みましょう。
施設名称 | 東部(伏谷) 埋立場 |
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所在地 | 福岡県福岡市西区大字拾六町1191 |
電話番号 | 092-884-0518 |
施設名称 | 西部(中田) 埋立場 |
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所在地 | 福岡県福岡市西区今津4439 |
電話番号 | 092-807-5553 |
不用品回収っていくらかかるの?
時間がない、急いで処分したい、ベッドやマットレス以外にもたくさんの不用品がある
不用品回収業者に依頼する

急ぎの場合、引越しなどで処分できる期日が決まっている場合、運び出す人手がない場合、お仕事で、早朝夜間や土日祝しか時間がとれないなど、福岡市の粗大ごみ収集に都合が合わない場合は、民間の不用品回収業者に依頼する手があります。
次は、福岡市で不用品回収業者に依頼してベッドやマットレスを依頼するメリット・デメリットを紹介していきます。
不用品回収っていくらかかるの?
不用品回収業者を利用するメリットとデメリット メリット
メリット

土日祝日も営業している
業者にもよりますが、基本的に不用品回収業者は土日祝日も営業しています。なぜなら、平日の行政のごみ収集だけではカバーしきれない、福岡市民の多様なライフスタイルに対応するために存在しているからです。
日時を指定して引き取りに来てもらえる
これも業者によりますが、不用品回収業者は、依頼者の希望時間にあわせて回収に訪問します。ただし、車両での移動のため交通状況の影響なども考慮して、1~2時間程度の幅をもたせた指定時間としている業者が多いです。
部屋においてあるそのままの状態から運び出してもらえる
先に述べたとおり、行政の戸別収集は原則自分で家の外の指定場所まで自力で運び出す必要がありますが、不用品回収業者は、家の中に設置してあるままの状態からベッドやマットレスを運び出して回収してもらえます。
デメリット

行政の粗大ごみ収集と比較すると割高
行政のごみ収集は、福岡市民が収めた市税によって運営されており、格安に利用ができます。それと比較すると確かに不用品回収業者は割高です。先に述べたメリットとコストを天秤にかけて、許容できるかどうか判断しましょう。
一部の悪徳業者の存在
残念ながら、一部の不用品回収業者には、不用品を積み込んだあとに法外な料金を請求する悪質な業者もいるようです。「無料で回収します」「高価買取します」と謳って客を引く業者には要注意です。タダより高いものはありません。急ぎの場合でも、事前に見積を取るなど、慎重に業者を選びましょう。
不用品回収っていくらかかるの?
まとめ

福岡市は、行政の粗大ごみ収集サービスも民間の不用品回収サービスも充実しており、手間や料金の大小はありますが、ライフスタイルやその時の都合に合う適切な方法を選べる恵まれた環境にあり、比較的かんたんにベッドやマットレスも処分することが可能です。
ここまでに述べた方法から適切な方法でベッドやマットレスを処分して、新しい生活に踏み出しましょう!
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