八代市でおすすめの
不用品回収・粗大ごみ処分方法
- 整理収納アドバイザー 執筆記事
- 「整理収納アドバイザー」とは、お部屋の片付けの関する悩みに対して、原因の分析から改善のサポートまで行う「片付けの専門家」です。
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整理収納アドバイザー 伊藤 愛華
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2000年生まれ。ゴミ屋敷・汚部屋に悩む人に向けて整理収納術からライフスタイルの改善も含めた情報発信を行っている。
八代市は、人口約12万人を有し、市街地と山間部が共存する広域なエリアです。住宅密集地から農村地域まで幅広いため、不用品の処分に関しても世帯ごとに異なる事情を抱えやすい傾向があります。
戸建住宅、集合住宅を問わず幅広い不用品回収のご依頼をいただいています。
そんな八代市では、粗大ごみの処分方法が限られているため、市が定めるルールをきちんと理解しておく必要があります。
ここから解説する内容を参考に、最適な処分方法を選択しましょう。
八代市における粗大ごみの定義とは?
八代市では、家庭から出るごみのうち、「ごみ集積所に出せないもの(燃えるごみや資源物に分類されないもの)」が粗大ごみとして扱われます。
市が配布している資料では、粗大ごみの具体例として、家具類(タンス、机、棚など)や寝具類(布団、スプリングなしマットレスなど)、カーペット、プラスチック製の収納ケース、スポーツ用品などが挙げられています。
これらは、市指定のごみ袋に入らないサイズであることが共通しており、粗大ごみとして処分する必要があります。
八代市では戸別収集は実施されていない
八代市では、粗大ごみの戸別収集(行政への収集依頼)は実施されていません。粗大ごみを処分する場合は、市が指定する施設に直接持ち込む方法が基本となります。
運搬用の車両が利用できない場合や搬出が難しい状況では、持ち込みが大きな負担となることもあります。そのようなときは、不用品回収業者を利用するという方法もあります。自宅まで回収に来てくれるため、時間や手間を抑えたい場合には便利な選択肢となるでしょう。
ただし、費用や対応内容は業者ごとに異なるため、事前に確認したうえで検討することが大切です。
八代市の持ち込み処分
八代市で粗大ごみを処分する際は、市が運営する施設「エコエイトやつしろ(八代市環境センター)」へ直接持ち込む形となります。
施設名称 | エコエイトやつしろ(八代市環境センター) |
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所在地 | 熊本県八代市港町299番地 |
電話番号 | 0965-34-1997 |
受入可能 日時 | 平日 8:30〜11:30/13:00〜16:30 土曜 8:30〜11:30 |
休業日 | 日曜・祝日・年末年始(12/31〜1/3) |
日曜特別開設 | 月1回(第3日曜日の午前中に実施) 詳細はエコエイトやつしろ 日曜特別開設 / 熊本県八代市よりご覧ください |
持ち込み時のごみは、重さに応じて料金が発生します。基本料金は10kgあたり150円です。
なお、スプリングマットレスなど追加の処理費用がかかる品目もございます。
搬入の際には、運転免許証などで本人確認が行われ、「ごみ搬入者確認票」の提出が必要です。分別はあらかじめ行い、自分で所定の場所へ運び入れる方式となっているため、積み降ろしの補助はありません。作業時には軍手など安全な服装の着用が推奨されています。
持ち込み処分の流れ
市の指定ごみ袋に入らないタンスや布団などが対象です。
スプリング入りマットレスには、通常の150円/10kgに加えて、別途2000円の追加費用が必要です。
また、施設では分別搬入が求められるため、木製・金属・プラスチックなど素材ごとに分けておくと現地での作業がスムーズです。
搬入時に提出が必要な用紙です。内容は氏名、住所、搬入品など。
当日施設でも記入できますが、事前にダウンロード・記入して持参することで待ち時間を短縮できます。
ごみ搬入者確認票はエコエイトやつしろ(八代市環境センター)へ持ち込む際の注意点について / 熊本県八代市からダウンロードすることができます。
積載量 2トン以下の車両で、必ず運転者が本人確認書類を持参して搬入してください。
上記、所在地や電話番号、時間などをよく確認しておきましょう。
受付で「ごみ搬入者確認票」と本人確認書類を提出すると、車ごとに重量を計測されます。
その後、施設職員の案内に従い、指定されたエリアにごみを自力で降ろします。
ごみの搬入が終わったら、再度計量し、10kgあたり150円の料金を支払って完了です。
搬入制限と注意点
- 車両は最大積載2トンまで
- 産業廃棄物や事業ごみ、家電リサイクル品などは持ち込み不可
- 1日に持ち込める数量が決まっている品目がある
数量が決まっている品目については、エコエイトやつしろの搬入制限をご覧ください。
また、八代市ではすべての粗大ごみを持ち込めるわけではなく、一部の品目については受け入れが制限されています。特に以下のようなごみは、環境センターでは処分できません。
- 家電リサイクル法対象品(テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機、エアコン)
- パソコン本体・モニター(資源有効利用促進法の対象)
- バイク・自動車関連部品(タイヤ、バッテリー、オイルなど)
- 消火器、ガスボンベ、農薬、塗料類
- 建築廃材・瓦・コンクリート・レンガなどの解体材
- 注射器などの医療廃棄物
これらの品目については、販売店の引き取り制度や専門処理業者への依頼が必要です。持ち込んでも処理できず、持ち帰りになるケースが多いため、事前に確認しておくことが重要です。
八代市の不用品回収業者について
八代市では、粗大ごみの戸別収集が実施されていないため、基本的には自身で処分施設に持ち込む必要があります。しかし、車を持っていない場合や、大型の家具を運び出すのが難しい場合など、持ち込みが現実的でないケースも少なくありません。
そうした状況では、不用品回収業者の利用を検討するのも一つの方法です。自宅まで回収に来てもらえるため、搬出作業をすべて任せられる点が大きなメリットです。とくに高齢者の方や、引っ越しなどで大量の粗大ごみが出る場面では、利便性の高い選択肢となるでしょう。
ただし、費用は発生するため、事前に見積もりを取るなどして内容をよく比較した上で利用することが大切です。手間とコストのバランスを考え、自分に合った処分方法を選ぶようにしましょう。
居住形態例 | 平均相場 |
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単身アパート1R・1K | 20,000〜30,000円前後 |
ファミリーマンション2LDK前後 | 30,000円〜60,000円前後 |
ファミリーマンション3LDK以上 | 60,000円〜120,000円前後 |
戸建て住宅 | 60,000円〜200,000円前後 |
八代市の不用品回収業者は、行政と比較すると費用がかかりますが、休祝日含め柔軟に日時指定でき、家まで回収に来てもらえるので、急なお引越などでお急ぎの方、大量の不用品処分にお困りの方におすすめです。
八代市の不用品回収方法比較
ここまで紹介した不用品処分方法には、それぞれメリット、デメリットがあります。以下の表を参考に、ご事情にあった、より良い方法をご検討ください。
方法 | メリット | デメリット |
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戸別収集(行政) |
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自己搬入(行政) |
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不用品回収業者(民間) |
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処分費用だけでなく、運搬や分別にかかる時間も含めたトータルコストで選びましょう。「時は金なり」です!